名古屋伏見「大甚(だいじん)」さん。創業115年の老舗居酒屋で至福の時

大甚本店

大甚|名古屋市中区栄

名古屋市中区栄一丁目…所謂「伏見エリア」と云われるこの地区は、ビジネス街であり「御園座」などの文化施設もあり、老舗の喫茶店もあり、地下鉄東山線では「名古屋駅」からも「栄」からも一区間(歩けない距離ではない)という好立地で賑わいのあるエリアです。

広小路通沿いにあり、いつも歩道に行列ができている老舗居酒屋
「大甚本店」さん。

創業1907年(明治40年)今年(令和4年)で何と115年

同じ愛知県では一宮市の「日の出寿司食堂」さんが、同じく明治時代の創業ですが、個人のお店が110年以上続くって、本当に凄いことだと思います。

司令塔(三代目大将)

愛知が誇る老舗居酒屋は、全国から居酒屋好きが集まるお店なのです。
15:45 開店ですよ

お店の司令塔、三代目 山田 弘さん(84歳)
惣菜がいっぱい並んだガラスケースの前で指揮をとられます。

御燗番(三代目女将)

大きな樽の横で「燗番」をされているのが三代目女将 山田 良子さん
賀茂鶴の樽酒が味わえるのは貴重です。(全国でも大甚さんだけとか)

御惣菜

三代目がテキパキと好きな惣菜を捌かれ、店員さんにも指示を出されます。

ウィルス対策のために大きなラップが掛けられていますが、どれも彩り豊かで美味なんです。

御刺身

[御刺身]
鮪:時価
白身:時価
アワビ:時価
赤貝:時価
白魚:時価
いか:時価

[塩焼]
蟹:時価

[賀茂鶴特級酒]
大徳利一本:780円
正一合:500円

[菊正宗特級酒]
大徳利一本:780円
正一合:500円

令和4年6月或る日の献立

お店を入ってまっすぐ奥の処に四代目の山田 泰弘さんが腕を振るっています。

<令和4年6月或る日の値段です>

本マグロトロ:1,600円
赤貝刺:1,600円
アワビ刺:1,800円
鯛刺:1,400円
カツオ刺:1,400円
金目鯛:1,600円
スミイカ:1,400円
白エビ刺:1,000円
水タコ炙り:850円
甘エビ:850円
カレイ:1,100円
メバル:1,000円
鯛かぶと:1,000円
鰻(白焼、蒲焼)1,800円
焼ハマグリ1コ:800円
とうもろこし天ぷら:550円
水茄子わさび和え:380円
コハダのり巻:850円
かにみそ:550円
カワハギ:700円
アワビ(焼、バター焼)1,800円
あら肝煮:550円
メヒカリ(3尾)350円
焼ヤングコーン(2本)380円

<令和4年6月或る日の値段です>

銀だら西京焼き:850円
帆立のバター焼き:680円
帆立のフライ:680円
アイナメのフライ:680円
アジフライ:450円
よだれ鶏(冷)680円
豚バラしょうが焼き:680円
ゴーヤチャンプル:680円
味噌ハンバーグ:680円
おろしポン酢ハンバーグ:680円
肉豆腐:680円
和牛ホルモンピリ辛味噌炒め:680円
味噌土手(鶏)680円
味噌土手(豚)680円
鯛飯:380円

「里芋の煮付け」

醤油加減が絶妙ですね。

「シャコ塩茹」

塩茹で加減も絶妙ですね。

「蛸煮物」

柔らかく煮られた蛸

「賀茂鶴」熱燗

『賀茂鶴』
日本三大銘醸地の一つ、西条に蔵を構える賀茂鶴の歴史は江戸時代に始まり、明治6年(1873年)に西条の酒三大恩人の一人、木村和平が酒銘を『賀茂鶴』と命名した。西条は県内有数の米どころであり、酒造りに適した地下水にも恵まれている。賀茂鶴の仕込み水には、龍王山(標高575m)に源を発する、清冽な伏流水(中硬水)を使用している。高品質の酒造りには、水だけでなく、精米技術も重要である。賀茂鶴酒造は、明治31年(1898年)に佐竹機械製作所(現在の株式会社佐竹製作所)から、日本で最初の動力精米機を購入。当時では異例の精米歩合75%を実現し、昭和33年(1958年)には、いずれの酒蔵も手掛けていなかった吟醸、大吟醸酒の醸造技術を確立した。賀茂鶴酒造における受賞の歴史を紐解くと、明治33年(1900年)、仏国パリ万国大博覧会で名誉大賞を受賞。以来、国内外の酒類鑑評会などで輝かしい成績をおさめている、まさに酒造業界のトップランナーである。<「広島の日本酒」さまより引用>

「ツブ貝」

甘辛く味付けされています。

「煮穴子」

皮面も柔らかくて旨いです。

「牛スジ煮込み」

人気メニューですぐ売り切れちゃうそうです。

「鯵」

身が締まっていて旨い

「たたき」っていわれたけど…「お造り」級

「トマトハイ」

此方は「トマトハイ」フルーツトマトも浮いてい口当たりが良いです。

サイコーっすね!

お勘定は大きな木の算盤

お勘定は、四代目担当です。(超大事なポジション)

酒通の間では「日本一の居酒屋」との呼び声が高く、日本中から居酒屋ファンが集います。居酒屋探訪家でグラフィックデザイナーの太田 和彦さん、酒場ライターの吉田 類さんも、大甚さんを、
「日本居酒屋界の最高峰」
と高く評価されています。
僕自身、何十年も通っていますが(畏れ多くて)記事に出来ませんでした。
四代目もピチピチ(?)の50代なので、後継者問題は大丈夫そうです。
「大甚 本店」さん
ごちそうさまでしたー!

お店情報
名古屋市中区栄1丁目5-6 地図
電話:052-231-1909
営業時間:15:45 – 21:15
定休日:日曜日

名古屋市中区栄1丁目6-9 地図
電話:052-231-6056
営業時間:16:00-21:00
定休日:日曜日

大甚本店
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